唐辛子(カプサイシン)による脂肪燃焼の仕組みが解明?
唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」という成分名はお耳にした事があると思います。そのカプサイシンに、脂肪を燃焼させる効果があることも、多くの皆さんがご存知のことだと思います。しかし、その実際の効果に関する実験は、動物のものであり、人間での効果は証明されてはいませんでした。
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●褐色脂肪細胞は加齢とともになくなる?
脂肪細胞には、エネルギーを貯蔵する役割を担う「白色脂肪細胞」と、逆にエネルギーを消費して発熱作用を持つ「褐色脂肪細胞」があります。
味の素の研究所が、動物の実験で、唐辛子の辛み成分が、交感神経を通して、「褐色脂肪細胞」を活性化させる詳細なメカニズムを明らかにしています。
ところが、人間の「褐色脂肪細胞」は、年をとるとともに減少するとされていました。
肥満の原因には、食べ過ぎや運動の低下に加え、自律神経の一つである交感神経の活性が低下することも指摘されています。つまり、交感神経によって活性化されるという「褐色脂肪細胞」が、いままでは成人で見つからなかったために、唐辛子の人間でのダイエット効果を疑問視する声も多かったのです。
ところが2009年4月、オランダなどの欧米の研究チームが、エネルギーを消費する「褐色脂肪細胞」が成人にも存在することを明らかにしたという複数の論文が米医学誌に掲載されたのです。
それらの論文の成果により、唐辛子の人間でのダイエット効果の信憑性が高まったということが言えると思います。また、「褐色脂肪細胞」の活性化が肥満の改善にとどまらずに生活習慣病の予防にもつながる可能性が出てきたと思います。
唐辛子は中南米原産のナス科の植物です。コロンブスが、1493年に最初の唐辛子をスペインに持ち帰り、日本には16世紀、ポルトガル人宣教師により伝来したとされています。現在は、世界中で広く栽培され、ハバネロやパプリカ、シシトウ、ピーマンなど数百〜数千種類あるとされ、辛み成分「カプサイシン」の量によって辛み種と甘み種に分けられています。
【参考記事】
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2009年12月27日 10:20



